なぜ勉強しないといけないのか




ヨメさんが「女王の教室」を見て、いつになく興奮していた。



子どもの頃ずっと疑問に思ってて、
でも大人の誰もが満足に答えられなかったことに、
あのマヤがしっかりと解答を出したというのだ。


それはなぜ勉強しないといけないかということ。


ヨメさんは頭ごなしに勉強をやれと言われ続け、ずっと不満に思っていたそうだ。


マヤは、その理由を探求心だと言った。
やりたいと思ってやるのが勉強だと。
学びたいという心をなくした人間は猿以下だと。


ふーむ、なるほど。
つまり、人間は人間になるために勉強するということか。
確かに説得力がある。


いい大学に入り、いい会社に入り、
社会の6%である勝ち組に入るために、
勉強はするものだ。


あくまでドライに、とことんリアリスティックに、
これまで現実の厳しさを教えてきたマヤなら、そう答えると思っていたが、
それじゃ、あまりに器が小さすぎるし、ドラマとしてひどすぎる。


そうならなくて、ホッとした。