2005-10-30 善良な小説の条件 読書 ジェイズバーのカウンターで、 ビールを飲みながら、 鼠は言いました。 「いい小説とは、人が死なない小説だ」 東野圭吾の「ある閉ざされた雪の山荘で」を読んだとき、 その言葉を思い出しました。 人里離れたペンションで起きた殺人劇。 果たして芝居か現実か? 登場人物は7人の劇団員。 キャラをきちんと書き分けているので、するりと読むことができました。 気負いを感じさせずに、こういう作品を書けるところが、 この人の魅力だと思います。