桐野夏生の代表作


柔らかな頬 上 (文春文庫)

柔らかな頬 上 (文春文庫)

柔らかな頬 下 (文春文庫)

柔らかな頬 下 (文春文庫)


男の強さの本質はやせ我慢だけれど、
女の強さは本能と直結している。
だから危ういし、
だから悲しみもつきまとう



・・・なんてね。



この本の核心が事件の謎解きでないことはよく分かっているが、
提示されたいくつもの解釈のうち、
どれが真実なのか、つい考えてしまう。
その結末に思いをめぐらせて、胸を痛めている。