レーマン、ベルリンの壁
サッカーW杯。
ドイツがアルゼンチンをPK戦で破り4強一番乗り。
すごい試合だった。壮絶な死闘!
ほれぼれするようなクローゼの同点ヘッド。
その前のリケルメのFKに合わせたアルゼンチンの先制ヘッドも素晴らしかった。
両雄譲らず。延長戦でも決着せず、勝負はPK戦に。
カーンの魂注入でGKレーマンが炎のセーブ!
やはりホームは強かった。
アルゼンチンの選手が試合終了後、エキサイトしていたけれど、気持ち分かる。さっきまで死力尽くしてたんだぜ。偽善的に握手してユニホーム交換できるかよ。
イタリアはウクライナに完勝、準決勝へ。シェフチェンコ終戦。伝統国と初出場の経験の差が出たのかな。再三、イタリアのゴールを脅かしていたが、ネットを揺らすことはできなかった。
暑いのなんのって
糸満市にある平和創造の森記念公園に行った。
海を見下ろす小高い丘にある公園で眺めがよい。
ガジュマルの木陰に腰を下ろすと、目の前に紺碧の海原が広がっている。
あ〜あ、冷たいビールを持ってくれば良かった。
タントのハッチを開けシートを倒す。ヨメさんが気持ちよさそうに眠っている。開けっ放しのドアから入る風が気持ちよい。息子は灼熱の太陽にも負けず、しきりに歩き回りたがる。
そんな日曜日の午後。
梅雨明けしてから沖縄地方は一週間近く快晴続き。マンションの外で蝉の鳴き声がした。
息子は顔から全身にかけて汗もができた。太股がひどく、赤いぶつぶつが重なり合って広がっている。
いよいよ本格的な夏到来である。
なぜサッカーにハゲは似合うのか
「お久しぶりね、あなたに会うなんて」
は誰の歌詞だったろうか。思いがけず、春から夏へ季節をまたいでの更新となってしまった。もちろん、ブログ休止にはいろいろ事情があったわけで。
- 病気で入院。しかも手術
- 体力の著しい低下
- それに反比例するかのような息子の暴れぶり
- 気力の衰え
- 不可解な采配
- やっぱり決定力不足
ようするに「な〜んかめんどくせー」だったわけである。
今は退院し仕事にも復帰し気力も充実してきたので、またつれづれなるまま、社会的には一切役に立たない駄文を、世の中に向けて吐きまくろうと思っている。
というわけで、
「やっぱりジーコじゃダメだと思ってたんだよな」
「監督経験ないヤツにやらすのが無茶だよな」
「今さら選手批判しやがって。お前が連れてきたんだろ」
「ブラジルもいいウォーミングアップになったな」
と、にわかサポーターの恨み節がピーチクパーチク聞こえてくるけれど、ま、日本の実力はこんなもんでしょ。
結局、フットボールつうのは狩猟民族のスポーツ。肉食ってるヤツらには勝てません。
あと思うのが、サッカーにハゲは似合うということ。ハゲが輝いて見える唯一のスポーツと言ってもいい。オランダのロッペンなんかあれで22歳。男性ホルモンが強いからこその決定力なのですよ。ジダンの頭もこれで見納めかと思うと寂しい。そういえばJリーグ創生期にはアルシンドとかいう選手もいたけれど、今思えば後進国に布教に来た宣教師のようだったね。
ところで、今世界ナンバーワンの選手と言われているのがロナウジーニョ。確かにすごかった。足に磁石が付いてるのかと思うぐらいボールが離れない。日本戦の憎たらしいほどの余裕っぷり。虎がネズミ相手にじゃれているようにしか思えなかった。
カカも可愛い顔して三都主をぶっ飛ばしてたし、どう猛なシュートが怖かった。動きの鈍いロナウドでさえ止められなかった日本。素人の目にもレベルの違いがはっきり分かった。
次の監督はオシムに決まりそうとのこと。アジア勢不振で出場枠が縮小されるかもしれないけれど、ぜひ4年後の南ア大会に連れてって。
ジーコの4年を後世は「失われた4年」と評価するかもしれない。ブラジル戦完敗は「ドルトムントの屈辱」として国民の胸に刻まれるかもしれない。次期代表監督には新生ジャパンを見せて欲しい。課題のFWには川崎フロンターレの我那覇を推薦したい。沖縄的には盛り上がるので。
桐野夏生の代表作
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男の強さの本質はやせ我慢だけれど、
女の強さは本能と直結している。
だから危ういし、
だから悲しみもつきまとう
・・・なんてね。
この本の核心が事件の謎解きでないことはよく分かっているが、
提示されたいくつもの解釈のうち、
どれが真実なのか、つい考えてしまう。
その結末に思いをめぐらせて、胸を痛めている。