犯人に告ぐ

雫井脩介の「犯人に告ぐ」を一気読み。
読みやすい文体にグイグイ引き込まれた。
神奈川県警の警視が主人公。
若い頃「ヤングマン」と呼ばれ、中年になってもウェーブのきいた長髪をなびかせ歩く。
その風貌が買われテレビ番組と組んで連続殺人事件の公開捜査を進めることになった。
小説のタイトル通り、番組を通して犯人に語り掛ける主人公。
「驚愕のラスト」と言うほどではないけれど、
こういう結末は割と好きだな。
なんとなく設定が似ている?貫井徳郎の「慟哭」みたいな終わり方も
想定していたのでホッとした。


犯人に告ぐ

犯人に告ぐ

慟哭 (創元推理文庫)

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